マンション売却時の平均内覧件数や内覧時のポイント・流れについて紹介します。
目次
マンション売却までの平均内覧件数は?
まずは、マンションを売却するまでの平均内覧件数を紹介します。
一般的に平均内覧数は1~3回程度と言われています。ただし、売却までの内覧件数は物件によって大きく異なります。さらに、市況や相場、ライバル物件の有無、売却期間等も内覧件数に影響します。
そのため、なかなか内覧に結びつかない場合は、売り出し価格等について不動産会社の担当者と相談し見直しましょう。
マンションの内覧の流れ
マンション売却時の内覧の流れについて紹介します。
① 売却活動を行う
不動産会社に売却を依頼し、売却活動を始めます。不動産会社でインターネットサイトやチラシ等に売り出し情報を掲載します。
② 購入検討者が内覧を希望する
インターネットサイト等に掲載されている売り出し情報を見た購入検討者から不動産会社に内覧希望の連絡があります。
③ 購入検討者と売主で内覧の日時を合わせる
不動産会社の担当者を通し、内覧希望の購入検討者と売主の内覧日時のすり合わせを行います。
④ 不動産会社の担当者と購入検討者が売主のお部屋に訪問する
不動産会社の担当者と購入検討者が一緒に売主のお部屋に訪問します。
⑤ 購入検討者にお部屋の中を見てもらう
購入検討者にお部屋を見てもらいます。お部屋の雰囲気を感じてもらいましょう。
⑥ 購入検討者からお部屋のことやマンション、周辺環境について質問がある場合は不動産会社の担当者、もしくは売主が答える
購入検討者からお部屋やマンション、周辺環境について質問を受けることもあります。
以上のような流れになります。平均内覧時間はだいたい10分~30分程度です。
流れを把握することでスムーズな取引に繋げましょう。

マンション内覧前までに実施すること
お部屋をより魅力的に見せるために事前に準備をしましょう。
① お部屋の掃除をする
お部屋の掃除や片付けを行いましょう。特に玄関は一番初めに目に入る場所なので綺麗にしましょう。また、水廻りも汚れが目立つ箇所のため注意しましょう。
② お部屋の電気を点ける
電気を点けることでお部屋の印象が明るくなります。
③ 不用品の処分
お部屋に不要な物があれば処分しましょう。物であふれているお部屋より整理整頓されているお部屋の方が印象が良いでしょう。無理に物を減らす必要はありませんので、できることからはじめましょう。
マンション内覧日に買主が確認しているポイント
マンションの内覧時に購入検討者が確認していることが多いポイントについて紹介します。
① お部屋の広さ・間取り
お部屋の生活動線や持っている家具をどこに置くことができるのかを見ています。
② 収納の大きさ・多さ
持ち物が収納できるのかどうかを見ています。特に購入検討者の方にお子様がいらっしゃる場合は必要なものが増える可能性があるのでお部屋の収納力が重要になる傾向があります。
③ 陽当たり
陽当たりや向きを重視している方も多くいらっしゃいます。窓の数によってもお部屋の陽当たりは変わりますので、どの部屋に窓があるのかも見ている方もいます。
④ ベランダの広さ
洗濯物を干すとき等にベランダに十分な広さがあるのか等を見ています。
⑤ 壁紙や床の使用状況
壁紙や床の使用状況等によっては張替えが必要になる場合があるため、気にされる方もいるでしょう。
⑥ 水廻り
キッチンやお風呂、トイレの設備等を気にして見る方もいらっしゃいます。例えば、キッチンには食洗器が付いているのか、お風呂は追い炊き可能か、乾燥機が付いているのか、トイレには温水便座が付いているのか等を見ています。
⑦ お部屋の設備
エアコンの設置場所や室外機置場や床暖房の有無等お部屋の設備を確認している方もいます。
⑧ マンションの共有部分設備
マンション自体の設備を確認しています。例えば、宅配BOXやオートロック、自転車置場、駐車場、バイク置場等が付いているのか、マンションのエントランスや廊下やゴミ置き場等が清潔に保たれているか等を見ています。
⑨ マンションの周辺環境
マンションの周辺にスーパーやコンビニ、病院、学校等、購入検討者の生活に必要な施設があるのかを確認しています。
⑩ 交通アクセス
勤務先等に通うためにはどの交通機関を使えばいいのか、最寄りの駅はいくつあって、どれくらいの距離なのかを確認しています。
以上のように購入検討者はお部屋だけでなく、マンション全体や周辺環境等も確認します。さまざまな要因を総合的に検討し、自分にとって住みやすい家なのかをチェックしています。

マンション内覧時の対応のコツ
マンション内覧時は購入検討者の方から質問を受けることもあります。購入検討者の方からのよくある質問は以下のようになります。
① 上下左右の方はどんな人ですか?
② 売却理由は何ですか?
といった売主だからこそ分かる内容です。
不動産会社の担当者が答えることもありますが、売主本人だからこそ伝えられることもありますので、感じていることや思っていることを無理のない範囲で正直に答えましょう。
また、よく売主の方から「お茶の用意は必要ですか?」と質問を受けることがありますが、特に必要ありませんのでご安心ください。
マンションの内覧希望が少ない時の対策
マンションの内覧希望が多ければ良い、少なければ悪い、というわけではありません。1回の内覧ですぐに決まる場合もあるからです。
ただし、売り出してからしばらく経つのにも関わらず内覧希望や問い合わせ自体が少ない場合は、売却活動の内容を見直す必要があります。
まずは不動産会社の担当者に相談しましょう。見直すポイントとしては以下になります。
① 売り出し価格
もしかすると相場やライバル物件に比べて価格が高いのかもしれません。不動産会社の担当者と相談しながら市況や周辺売却事例、成約事例をもう一度見直してみましょう。
② 広告の質と量
インターネットサイト等の広告を見直してみましょう。広告は物件の大事なアピールの場です。コメントや画像数が他と比べて少ない場合は、増やせる項目や画像はないか、不動産会社の担当者と検討しましょう。
マンション売却は不動産会社の担当者とコミュニケーションを取りながらより良いお取引になるように進めていきましょう。

まとめ
マンション売却までの平均内覧件数や内覧時のポイントや流れを知ることで、余裕を持って準備することができます。分からないことや不安なことがあればすぐに不動産会社の担当者と相談し、解決していきましょう。
当社でもマンション売却のご相談を承っておりますのでお気軽にお声掛けください。