今回はなかなかマンションが売却できない場合の原因と対策を紹介します。
マンション売却期間の平均は？
マンション売却にかかる期間について説明します。
売却活動を行ってから売買が完了するまでおおむね半年程度かかることを見込んでおきましょう。
まず、上記の画像を見ると分かるように依頼する不動産会社を決めてから売却活動を行い、売買契約にいたるまで3ヶ月～半年程度時間がかかる場合があります。
さらに、売買契約から決済・引渡しを行うまでは一般的に1ヶ月程度の期間が必要です。ただし、ご事情によっては2～3ヶ月程度かかることもあります。
市況や売主のご事情によってもマンションの売却期間は異なります。不動産会社の担当者と相談しながら進めましょう。
マンションが売れない主な原因
マンションがなかなか売れない主な原因について紹介します。
① 相場よりも売出価格がかなり高い
相場よりも設定している売出価格がかなり高い場合、なかなかお問合せが来ない可能性が高いです。
② インターネット等の物件情報に掲載している画像やアピールコメントが少ない
画像やコメントが少ないとマンションやお部屋の魅力・特徴が伝わりづらくなってしまいます。
③ 不動産会社の担当者としっかりとコミュニケーションが取れていない
不動産会社の担当者と売主との間で売却活動について情報共有ができていないと納得した売却ができません。
④ お部屋の片付けやお掃除が出来ていない
汚れが目立つお部屋や乱雑に荷物が置かれているお部屋よりも、整理整頓されているお部屋の方が魅力的に見えますよね。片付けやお掃除が出来ていないと良い印象を与えられない可能性があります。
⑤ ライバル物件が多く売り出されている
周辺や同じマンション内で売り出されている類似物件があると比較され、競争率が激しくなってしまいます。
マンションが売れない時の対策
【マンションが売れない主な原因】のそれぞれの対策について紹介します。
① 相場よりも売出価格がかなり高い場合の対策
現在の市況や周辺のマンションの成約状況や売出状況を見直し、価格設定が適正か確認しましょう。
購入検討者の方は主にインターネットサイトを使って物件を探します。検索条件上、物件の売出価格については500万円単位で条件設定ができますので、例えば、一段階価格設定を低くする等の対策を検討するのもよいでしょう。
②インターネット等の物件情報に掲載している画像やアピールコメントが少ない場合の対策
購入を検討されている方がインターネットの広告を見た際に、画像やアピールコメントが多いとよりお部屋の魅力が伝わります。そのため、画像等が少ない場合は不動産会社の担当者と相談し、画像やアピールコメントを増やすようにしましょう。
③不動産会社の担当者としっかりとコミュニケーションが取れていない場合の対策
どのような売却活動をしていて、どのくらいの反響があったのかをしっかり把握することで計画的にマンション売却を進めることができます。そのためには、不動産会社の担当者と連絡を取り合い、コミュニケーションを密に取りましょう。
④お部屋の片付けやお掃除が出来ていない場合の対策
よりお部屋を魅力的に見せ、購入検討者にアピールすることが重要です。ご案内の際には電気を点けお部屋を明るくしたり、お部屋のお掃除や不用品を処分したり整理整頓を行いましょう。
⑤ライバル物件が多く売り出されている場合の対策
同じタイミングで売り出されている類似物件があるかどうか確認しましょう。もし、ライバル物件がある場合は、ご自身の物件の何を強みとするのかを担当者と相談し、価格や広告文等を見直しましょう。
以上５つの対策は不動産会社の担当者と相談しながら進めていきましょう。成約状況やライバル物件の有無、広告、お部屋の魅力的な見せ方についての情報は不動産会社の担当者がより詳しい情報を持っています。知りたいことや疑問点がある場合は、積極的に担当者と連絡を取り合いましょう。
よくある質問
マンション売却でのよくある質問を紹介します。
Q1.住みながら売却活動を行っているのでなかなか荷物を減らすことができません…。綺麗にしたいけどどうしても生活感が出てしまいます。
A1.無理のない範囲でお掃除や片付けを行っていただければ問題ありません。実際にお住まい中であると、購入検討者がそのお部屋を購入した後のイメージがしやすいというメリットもあります。お掃除に関しては、一番初めに目に入る玄関や水廻りを綺麗にしておくと印象が良くなるでしょう。ぜひ、できることからやってみてください。
Q2. 周辺の成約・売出物件の状況やライバル物件についてはどうやって調べればいいのでしょうか？
A2. 周辺の成約物件の情報はご自身で調べるのは困難ですので、不動産会社の担当者に聞いてみましょう。
また、周辺の売出物件の状況やライバル物件についても不動産会社の担当者の方がより詳しい情報を取得できます。しかし、ご自身でも調べる方法がありますので紹介します。例えば、インターネットサイト（SUUMO、Yahoo不動産!、アットホーム等）でご自身のお部屋と似た条件（地域、平米数、築年数、駅徒歩分数等）で検索してみましょう。そうすると、類似物件を確認することができます。ただし、売出物件の価格はあくまで売出価格であり、成約した価格ではありませんので注意しましょう。
Q3.できるだけ高く売りたいので、価格を下げたくない…。わがままでしょうか？
A3.決してわがままではありません。売却をご検討の方であれば皆さん思われることです。相場よりも価格設定が高い場合は、売却できるまでに時間がかかるかもしれません。そのため、売却をお急ぎでない場合はお時間をかけてじっくり売却活動を行うこともできます。価格設定はご事情によって異なりますので、ご自身のご事情を踏まえた上で不動産会社の担当者に相談しましょう。
まとめ
マンションのご売却は人生で何度も経験することではありません。はじめから上手くいくとは限りません。不動産会社の担当者と相談しながら、ご自身にとって納得できるマンション売却ができるようにしましょう。
