皆さま、こんにちは☀
今回の街角エッセイは「朝霞の由来」についてです。
どうぞお付き合いください!!
昭和7年(1932年)
東京府荏原郡駒沢町(現在の世田谷区)にありました
東京ゴルフ倶楽部が当地に移転してきました。
東京ゴルフ倶楽部の名誉総裁で、
「ゴルフの宮様」とも知られる、
朝香宮鳩彦王(やすひこおう)に因み、
町制施行と同時に倶楽部から許可をもらい
「朝霞町」と改名されました。
朝香という文字(宮号)をそのまま使用することは
畏れ多いということで1字変えて「朝霞」となったそうです。
「朝霞」はいわゆる瑞祥地名ということになります。
瑞祥地名とは、
地名を命名方法や由来などで分類する一種であり、
めでたい意味の言葉で地名を改名したり、
良い意味の言葉から創作された地名のことを言います。
朝霞周辺の歴史は古く文明10年(1478年)
この地に太田道灌が陣を張った記述があります。
当時は膝折宿と呼ばれていました。
また、膝折宿は川越街道の四番目の宿場町として栄えました。
膝折という地名は
馬の脚が折れたという故事が由来と云われていますが、
定かなことは解りません。
改名の理由の一つとして
「膝折」という名前自体に不安な響きがあったのではないでしょうか。
東武東上線の現在の朝霞駅は
もとは「膝折駅」と言われていましたが、
1932年に現在の朝霞に改称されています。