皆さま、こんにちは☀オークラヤ住宅の田中です!今月の街角エッセイは■■ 白山の由来 ■■
天暦2年(948年)
加賀国(現在の石川県)の白山比咩神社から勧請を受けて、
武蔵国豊島郡元本郷町に創建された
白山神社が地名の由来です。

神社はその後、徳川秀忠の命により、
元本郷町から、巣鴨原(現在の小石川植物園内)に移ります。
明暦元年(1655年)
この地に、徳川綱吉(5代目将軍)の屋敷が建てられることになり
現在の場所に遷座します。
徳川家の都合で移転を繰り返した為か
江戸時代、将軍家から厚い保護を受け歴代の将軍家が参拝に訪れました。
なかでも5代将軍徳川綱吉とその母桂昌院は
特に白山神社を信仰していたと云われています。

地元では通称「はくさんさま」と呼ばれ、
白山神社紫陽花祭を開催するほど
境内には紫陽花が数多く咲き名所として大いに賑わいます。
庶民に人気があるのは紫陽花だけではなく、
歯の神様として、
特に虫歯の痛みにご利益があるということです。

はくさんさまに限らず、全国の白山神社には
歯に関する信仰が数多く残っています。
白山神社と歯の関係は少々変わった説ですが、
昔は歯槽膿漏に適切な処置などできず
患部の化膿が進み、口臭を発します。
口臭=「歯臭」(はくさ)が訛って「はくさん」となり、
歯の御利益がある神社に
祭り上げられたという説もあるそうです。
