皆さま、あけましておめでとうございます☀オークラヤ住宅の田中です!2019年もどうぞよろしくお願いいたします。さて、今月の街角エッセイはこちら!
■ ■ 東久留米の由来と現在 ■ ■
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✤✤ 東久留米の由来と歴史 ✤✤
東久留米市は武蔵野台地の中央部にあり 市の西側には黒目川が流れ、 市のほぼ中心を落合川が流れていることから 湧水が豊富で その一部は水道水の原水にもなっているそうです。 さて、市名の由来はいくつかあります。
- 其の壱 - 大和朝廷で天皇の輿(こし)の製作・管理にあたって職業の 車持部(くるまもちべ)の人々の住居が多くあったことから くるまが訛り、くるめになったという説。
- 其の弐 - 現在の黒目川は、 江戸時代の文献には久留米川・来目川と記されています。 その黒目川が転じて久留米になったという説。
- 其の参 - 同地は元々稲作に適さない土地だったことから、 「久しく米が獲れなかった為、米が溜るくらいになってほしい」 という住民の願いが由来になっている説。
一般的には、 黒目川が転じて久留米になった説(其の弐)と云われています。
また、 福岡県久留米市の市名と同じ文字なのですが、 由来は大きく違います。
昭和45年の市制施行時に 既に福岡県久留米市が存在していたこと、 現西武鉄道(旧武蔵野鉄道)で東久留米駅が 大正4年からあったことから、 駅名に慣れ親しんだ住民の意見を取り入れて、 東久留米市となりました。
地名の由来がいくつもあるというのは、 それだけそこに住まう人々の関心が高く、 土地の人気が衰えない表れだと感じられます。
✤✤ 東久留米の現在 ✤✤
1 再開発の進んでいる街
現在の東久留米は、 住宅地に畑が多く残っている街ですが、 上の原地区にて再開発事業が進んでおります。
2018年11月に複合商業施設が新たに開設され、 2019年3月には 日帰り温泉施設・ホームセンターなどが開設予定です。
また、2018年10月25日に 新たな道路3本(東村山都市計画道路3・4・20号)が開通しており バス通りの交通渋滞も随分改善されるとのことです。
2 都内で唯一の「平成の名水百選」選定
環境省が昭和60年に選定した「名水百選」に加え 平成20年に新たな名水「平成の名水百選」の選定をしました。
そこには東久留米市内の 「落合川と南沢湧水群」 が 都内で唯一「平成の名水百選」に選ばれました。
また、名水の周辺は散歩道としても素晴らしく、 「竹林公園」はまさに絶景! 圧巻の竹林風景は東京だということを忘れてしまうほどです。
3 約100年の歴史ある学校 「自由学園」
ジャーナリストであった羽仁もと子・吉一夫妻によって 1921年に創立した学校です。
幼児生活団(幼稚園)・初等部(小学校) 男子部/女子部(中等科・高等科)・最高学部(大学部)からなり 4歳から22歳までの一貫教育を行う学校です。
敷地面積は100.000㎡と広大で 園内には約4000本の木々が茂り、 生徒たちは園内で取れた薪を使い 毎日の給食を自分たちで調理しています。
毎日の生活を生徒が自身で責任をもって行う 「自労自治」の精神を掲げた独自の教育方針の学校です。
オノ・ヨーコさん、坂本龍一さん、山本直純さんといった音楽家や ノーベル化学賞を受賞した野衣良治さんなど 多彩な人材を輩出しています。
東久留米という街は、 東京都内にありながら自然豊かで 落ち着いた雰囲気の街並みです。 自然を楽しみたい方、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
それでは、次回もお楽しみに…
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