こんにちは。コラム担当の岩村です。
今回は2026年第3四半期(2026年7月から9月まで)のマーケットインフォメーションをお届けします。
2026年7月から9月にかけての首都圏中古マンション市場は、成約㎡単価は高水準ながら前年同期を下回る一方、在庫が増加するなど、供給面に変化が見られました。
成約㎡単価は82.33万円となり、前年同期比で約3.3%下落しました。
また、在庫件数は約48,000件となり、前年同期比で約9.6%増加しています。
売り出し中の物件が増えることで、購入希望者の選択肢が広がり、立地や築年数、管理状況など、物件ごとの特徴がより比較されやすくなっています。
こうした市場環境での売却にあたっては、周辺の取引状況や物件の特徴を踏まえた価格設定が大切になります。
ご所有のマンションが現在どのくらいの価格で取引されているのか、最新の相場を確認してみてはいかがでしょうか。
目次
首都圏エリア(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)の市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2026年7~9月の首都圏中古マンション市場では、成約㎡単価は82.33万円となり、年初から四半期ごとに低下しているものの、引き続き高水準で推移しています。一方、在庫件数は増加しており、購入希望者が複数の物件を比較検討しやすい環境が続いています。足元の相場を踏まえた適切な価格設定と販売戦略が重要です。
都心3区の市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年7~9月の都心3区における平均成約㎡単価は156.14万円でしたが、2026年同時期には238.79万円まで上昇し、約53%の伸びとなっています。一方、在庫件数は2024年以降増加傾向にあり、今期は最も高い水準となりました。
城東エリアの市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年7~9月の城東エリアの平均成約㎡単価は81.92万円でしたが、 2026年同時期には101.11万円まで上昇し、約23%の伸びとなっています。一方、在庫件数は2023年以降は減少傾向でしたが、2026年に入ってからは増加しています。
城南エリアの市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年7~9月の城南エリアの平均成約㎡単価は103.81万円でしたが、2026年同時期には130.08万円まで上昇し、約25%の伸びとなっています。一方、在庫件数は2023年に最も高い水準となった後減少傾向でしたが、2026年に入ってからは増加に転じています。
城西エリアの市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年7~9月の城西エリアの平均成約㎡単価は120.25万円でしたが、2026年同時期には152.88万円まで上昇し、約27%の伸びとなっています。一方、在庫件数は2023年に高水準となった後減少傾向でしたが、2026年に入ってからは増加しています。
城北エリアの市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年7~9月の城北エリアの平均成約㎡単価は85.11万円でしたが、2026年同時期には108.08万円まで上昇し、約27%の伸びとなっています。一方、在庫件数は2023年に高水準となった後減少傾向でしたが、2026年に入ってからは増加に転じています。
東京多摩エリアの市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年7~9月の東京多摩エリアの平均成約㎡単価は52.31万円でしたが、2026年同時期には57.86万円まで上昇し、約11%の伸びとなっています。一方、在庫件数は2023年以降おおむね横ばいで推移しています。
さいたま市の市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年7~9月のさいたま市の平均成約㎡単価は56.47万円でしたが、2026年同時期には62.06万円まで上昇し、約10%の伸びとなっています。一方、在庫件数は2025年以降減少傾向が続いていましたが、今期やや増加しています。
埼玉中央エリアの市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年7~9月の埼玉中央エリアの平均成約㎡単価は53.06万円でしたが、その後3年間は上昇と下落を繰り返し、2026年同時期には52.00万円となりました。2023年比では約2%の下落です。一方、在庫件数は2024年以降、高水準でほぼ横ばいに推移しています。
千葉総武エリアの市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年7~9月の千葉総武エリアの平均成約㎡単価は46.77万円でしたが、2026年同時期には48.85万円まで上昇し、約4%の伸びとなっています。今期はやや下落したものの、依然として高水準を維持しています。一方、在庫件数は2023年以降おおむね横ばいで推移していましたが、2025年以降は減少傾向が続いています。
横浜市の市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年7~9月の横浜市の平均成約㎡単価は58.54万円でしたが、2026年同時期には62.82万円まで上昇し、約7%の伸びとなっています。一方、在庫件数は2023年頃から増加傾向となり、2024年以降はおおむね横ばいで推移しています。
川崎市の市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年7~9月の川崎市の平均成約㎡単価は69.31万円でしたが、2026年同時期には72.76万円まで上昇し、約5%の伸びとなっています。一方、在庫件数は2023年以降ほぼ横ばいで推移しており、足元では高水準ながらやや落ち着きが見られます。