こんにちは。コラム担当の岩村です。
今回は2026年第2四半期(2026年4月から6月まで)のマーケットインフォメーションをお届けします。
2026年4月から6月にかけての首都圏中古マンション市場は、価格が引き続き高い水準を維持する一方で、 市場には変化の兆しも見られました。
平均成約㎡単価は前期(1~3月)からやや下落したものの、過去と比べると依然として高水準で推移しており、 中古マンション価格は底堅さを保っています。
一方で、供給面では3か月平均在庫件数が約45,000件まで増加し、売り出される物件数は前年よりも増加傾向となりました。 そのため、購入希望者が比較・検討できる物件の選択肢が広がり、市場全体では需給のバランスに変化が見られます。
需要は引き続き堅調に推移している一方で、供給が増えたことから、 立地や築年数、管理状況など、物件ごとの条件がこれまで以上に重視される傾向です。
売却にあたっては、市場相場を踏まえた適切な価格設定がより重要になっていると考えられます。
目次
首都圏エリア(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)の市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2026年4~6月の首都圏中古マンション市場では、成約㎡単価は83.14万円となり、前期(1~3月)からは横ばいからやや低下したものの、引き続き高水準です。一方、在庫件数は高水準で推移しており、購入希望者が比較検討しやすい環境が続いています。このため、足元の相場を踏まえた適切な価格設定と販売戦略が重要です。
都心3区の市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年4~6月の都心3区における平均成約㎡単価は156.87万円でしたが、2026年同時期には229.53万円まで上昇し、約46%の伸びとなっています。一方、在庫件数は2024年以降増加が続いており、今期は最も高い水準となりました。
城東エリアの市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年4~6月の城東エリアの平均成約㎡単価は80.21万円でしたが、 2026年同時期には100.62万円まで上昇し、約25%の伸びとなっています。一方、在庫件数は2023年以降は減少傾向でしたが、2026年に入ってからはやや増加に転じています。
城南エリアの市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年4~6月の城南エリアの平均成約㎡単価は105.12万円でしたが、2026年同時期には130.13万円まで上昇し、約24%の伸びとなっています。一方、在庫件数は2023年に最も高い水準となった後減少傾向でしたが、2026年に入ってからはやや増加に転じています。
城西エリアの市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年4~6月の城西エリアの平均成約㎡単価は120.56万円でしたが、2026年同時期には163.71万円まで上昇し、約36%の伸びとなっています。一方、在庫件数は2023年に高水準となった後減少傾向でしたが、2026年に入ってからはやや増加に転じています。
城北エリアの市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年4~6月の城北エリアの平均成約㎡単価は87.71万円でしたが、2026年同時期には107.82万円まで上昇し、約23%の伸びとなっています。一方、在庫件数は2023年に高水準となった後減少傾向でしたが、2026年に入ってからはやや増加に転じています。
東京多摩エリアの市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年4~6月の東京多摩エリアの平均成約㎡単価は50.67万円でしたが、2026年同時期には58.20万円まで上昇し、約15%の伸びとなっています。一方、在庫件数は2023年以降おおむね横ばいで推移していましたが、2025年以降は減少傾向が続いています。
さいたま市の市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年4~6月のさいたま市の平均成約㎡単価は54.67万円でしたが、2026年同時期には61.06万円まで上昇し、約12%の伸びとなっています。直近ではやや下落したものの、引き続き高水準で推移しています。一方、在庫件数は2025年以降減少傾向が続いており、足元では横ばいで推移しています。
埼玉中央エリアの市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年4~6月の埼玉中央エリアの平均成約㎡単価は49.63万円でしたが、2026年同時期には56.80万円まで上昇し、約14%の伸びとなっています。一方、在庫件数は2024年以降高水準でほぼ横ばいに推移しています。
千葉総武エリアの市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年4~6月の千葉総武エリアの平均成約㎡単価は43.40万円でしたが、2026年同時期には48.13万円まで上昇し、約11%の伸びとなっています。今期はやや下落したものの、依然として高水準を維持しています。一方、在庫件数は2023年以降おおむね横ばいで推移していましたが、2025年以降は減少傾向が続いています。
横浜市の市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年4~6月の横浜市の平均成約㎡単価は56.79万円でしたが、2026年同時期には63.48万円まで上昇し、約12%の伸びとなっています。今期はやや下落したものの、依然として高水準を維持しています。一方、在庫件数は2023年頃から増加傾向となり、2024年以降はおおむね横ばいで推移しています。
川崎市の市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成
2023年4~6月の川崎市の平均成約㎡単価は66.01万円でしたが、2026年同時期には78.09万円まで上昇し、約18%の伸びとなっています。一方、在庫件数は2023年以降ほぼ横ばいで推移しており、足元では高水準ながらやや落ち着きが見られます。