一般コラム
街紹介

三芳町の由来

皆さま、こんにちは
オークラヤ住宅の田中です!
今月の街角エッセイは
 三芳町の由来 
昔ながらの武蔵野台地の雰囲気を
今なお濃厚に感じさせる三芳町周辺は、
川越芋(サツマイモ)」の名産地です。
地名の由来は、
在原業平(ありわらのなりひら)の伊勢物語にて
いるまの郡みよしのの里
と記されたことからという説があります。
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明治22年4月1日に
上富村・北永井村・藤久保村・竹間沢村が
合併して三芳村が誕生します。
それから
昭和45年に町制を施行し三芳村から「三芳町」となりました。
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当地が本格的に開発され始めたのは江戸時代からです。
関東ローム層と呼ばれる
火山灰が堆積して出来台地は水が通しにくく
小さな河川しかないこの地で
安定した暮らしを送るために、
人々は慎重に計画を立てて
村づくりを行っていきました。
その村づくりで、
痩せた土地でも生産していけるサツマイモを育てはじめます。
関東ローム層の赤土はすぐ乾くさらさらとした土質で
サツマイモ栽培に最適だったのです。
自然に負荷をかけない循環型農業を中心に
武蔵野の景観を大切に守りながら、
この地を開発していきます。
計画的な村づくりと共に、
生産するサツマイモにも人々の知恵を寄せて
十三里」という
洒落たブランド名を付けて
江戸の町で盛大に売り始めます。
その意味は、
(九里)より(四里)うまい十三里」ということで
川越から陸路十三里で江戸に運ばれたからといわれています。
土地に対する労りと優しさと
皆で出し合う多くの知恵があれば、
大切なものは残していけるのだと思いました。