ライフスタイルの変化に伴い、空室となった部屋をそのままにするのは勿体ない!!
「売る」のと「貸す」のとどちらが得策なのか、思い入れのある大切な部屋だからこそ誰もが悩むテーマです。
では、それぞれのメリット・デメリットを整理してみましょう。
※「売る」場合
メリット
・まとまったお金が手に入る
・住宅ローンを完済できる
・部屋の維持・管理をする手間が無い
・管理費、積立金・固定資産税等のランニングコストが不要となる
・地震などの災害リスクを負わない
デメリット
・住み慣れた部屋に将来住めなくなる
・相場によって同程度の部屋取得が困難となる
・仲介手数料などの諸費用がかかる
・現金化した資金を金融機関に預けても預金金利が低い
※「貸す」場合
メリット
・安定収益(家賃収入)が見込まれる
・賃料を住宅ローン支払いに充てられる
・賃料を管理費、積立金・固定資産税等の支払いに充てられる
・海外転勤などライフプランに合わせて将来自己利用できる(注1)
デメリット
・賃貸募集中の家賃収入がゼロである
・賃貸借契約中は自己利用できない(注2)
・賃料滞納リスクがある
・設備が故障するリスクがあり、コストがかかる
・賃料所得の確定申告が必要である
・設定賃料が減少するリスクがある
・入居者トラブルのリスクがある
・地震などの災害リスクがある
注1・・・普通賃貸借契約の場合、貸主からの解約は正当事由が必要とされ、借主が保護されています。従って明確に何年後に利用するという予定が有る場合、定期賃貸借契約を締結する必要が有ります。
注2・・・普通賃貸借契約の場合、貸主からの解約は正当事由が必要とされ借主が保護されていますので、貸主からの解約が困難となります。
以上の様に、「売る」場合と「貸す」場合それぞれメリット・デメリットが有ります。
最近賃貸事業部が受けたご相談をみると、「貸す」決断されたお客様は、
・年金に代わる安定収益源として
・将来使う予定が有る
・投資目的として
・思い入れがあるから売りたくない
・気に入っているから売りたくない
といった考えで決断されている方が多いようです。
同じようにお考えのお客様は、「貸す」という決断が一つの選択肢です。
「貸す」決断をしたときにまず問題となるのは、「貸せるのか」ということです。
結論から言うと、貸せる状態にお部屋を整備して適正な賃料を設定すれば貸せます!!
お部屋にどれくらいの費用をかけて内装・設備を整備すればよいのか?周辺相場や物件の状態から考えた適正な賃料はいくらぐらいなのか?
また賃貸運用では賃貸入居中の管理プランも重要なポイントとなります。
それぞれに適した内装、賃料、管理プランを不動産会社に相談しながら決めていくことがよいでしょう。