皆さま、こんちには。
今回の街角エッセイは、
「東京都練馬区」についてお届けします。
最後までお付き合いくださいね。
東京都23区の中で一番遅く区になったのが、練馬区です。
それまでは板橋区の一部であり、
昭和22年(1947年)に板橋区から独立しました。
その時に板橋区の約6割が練馬区になったそうです。
練馬という地名は古くからあり、且つ諸説あります。
奈良時代に武蔵野にあった
「乗瀦 のりぬま」という宿駅名がなまって「ねりま」になった説。
馬を馴らすことを「ねる」と言い、
馬の訓練場が多くあったことから「ねり馬」。
関東ローム層の練ったような粘り気のある赤土が多い土地であったため、
「練り場」が転じた説。
石神井川流域の低地の奥まった(根の)ところに多くの沼があり、
それらを「根沼」と言っていた説。
物騒なものでは、
馬泥棒がこの地で盗んできた馬の調練を行っていたから
という説もあるそうです。
どの説もなんとなく牧歌的で、
自然と人々の生活が程良く溶け込んでいるように感じられます。
東京都23区の中で農地面積は一番広く、
農作物はキャベツ・芝生・草花などが主流でとれ、
キャベツは都内の生産量の40%を占めているそうです!
都内でありながら、多くの自然を残しているところが
練馬区の魅力のひとつなのだと思います。