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【郊外生活】のメリット・デメリット

【郊外生活】のメリット・デメリット
古マンション購入の豆知識。
今回のテーマは、

「  【郊外生活】のメリット・デメリット  」
です。
前回は、「  【職住近接】 のメリット・デメリット 」 ということで、主に都心部での生活のメリット・デメリットをお伝えしました。
今回は、都心で働きながらも郊外に暮らすことを選択する場合の メリット・デメリットについてお伝えします。 どうぞご参考にしてみてくださいね。

【 郊外生活のメリット 】
■ 物件価格が安いことが多い

なんといっても大きいのが価格の差です。
都心で購入するよりもだいぶ費用を抑えられますので、より条件の良い物件を選択できます。
「 70㎡で考えていたものを90㎡に 」 「 12畳で検討していたリビングを20畳に 」 「 立派なウォークインクローゼットとパントリー付 」

などなど、夢が広がりますね。

郊外は都心ほど近隣の建物が多くなく、余裕を持って建てられているケースも多いため、 陽当りや風通し、眺望といった面でも、 都心部よりも条件の良い物件を購入できる可能性が高まります。
また、購入の予算自体を減らして、その分を 「 お子様の教育費に充てる 」 「 趣味のため使う など、購入価格を抑えられると、金銭的な余裕を作りやすいのも良い点です。
■ 自然を感じられる住環境

地域にもよりますが、都心部から離れると、自然を感じられる環境が増えていきます。 郊外では、街の「密度」が緩和され、空が広く感じられるのも良いところ。 毎日の生活で目に入る景色が違ってきます。
土や緑のにおいを感じる生活は、子供が成長していく環境としても良いのではないでしょうか。

また、地域によっては、 「山」や「海」、「川」、「温泉」などにアクセスしやすいことも。 山登り、釣り、バーベキューなど、
アウトドアの趣味を気軽に楽しめますね。
■ 「オン」「オフ」の切り替えをする「一人時間」が持てる
郊外から都心に通う生活では、通勤時間が長くなるのがネック。 しかし、その時間を私生活と仕事との切り替えとして利用することもできます。
本を読んだり、ゲームをするなどしてリフレッシュするのも良いですし、 新聞等で情報収集、仕事の資料やメール等の確認をする時間としても使えます。
スマートフォンやタブレットなどの普及もあり、通勤時間も様々な用途で利用することができるようになってきました。
「仕事の時間」とも「家族と一緒の時間」でもない、 自分一人の「間の時間」として、通勤時間を利用してみるのも良いかもしれません。
通勤電車の混雑が気になる、という場合は、 最近増えている有料の「通勤ライナー」など、指定席の特急電車がある路線を選んでみるのも一つの方法です。

■ 大型商業施設で楽しくお買い物
郊外では、広々とした「大型商業施設」が多く、一か所で様々なものが揃います。 お店の通路なども広く作られており、子連れで行きやすいお店が多いのもポイントです。
土日を中心にイベントが行われることも多いですので、 単なる買い出しではなく、レジャーの一環としてのショッピングを楽しめます。
また、食材や日用品など、都心部と比べると物価が安いケースも多くみられます。

■ 車を持ちやすい環境
車のある生活がしたい、という場合、 都心では
・ 駐車場代が高い
・ そもそもマンション内の駐車場が空いていない
・ 近隣の道路がいつも渋滞している
・ 道が狭くて運転しづらい
等の問題が起こることがありますが、 郊外に移ることで、そういった問題が解決しやすくなります。
お子様が小さいうちなどは特に、ちょっとした外出時でも活躍しますし、 旅行や趣味のドライブなど、車を持つことで広がる世界があるかもしれません。
以上、 まずはメリットを書き出してみましたが、いかがでしたでしょうか。 一方、もちろんデメリット・注意点もあります。
【 郊外生活のデメリット 】

■ 通勤時間が長くかかる

通勤に時間がかかるということは、その分、家にいることができる時間が減ってしまう、ということでもあります。 お子様と食卓を囲んだり、平日に家族で持てる時間が減ってしまうのは やはりデメリットになってしまうのではないでしょうか。
また、終電の時間が早い場合も多いため、
「 飲み会が多くて終電の時間が気になる! 」 といった場合でも、困るケースがあるでしょう。 (逆に早く飲み会を抜けられる、というメリットもあるかも…?)
一方で、上記にも書いたように「オン」「オフ」を切り替える時間として利用できるメリットもあります。
■ 電車の遅延や運休に巻き込まれやすくなる
電車に乗っている時間が長いと、電車の遅延や運休などにも巻き込まれやすくなります。
また、職場から距離があると、災害があった際など、いったん電車が止まってしまうと、 帰宅が困難になってしまいます。
そのような際にどのように対応するか、ご家族で話し合っておくと良いでしょう。
■ 「資産価値」を求める場合は要注意



勿論、購入する地域やその時の市場状況によりますが、
一般的に、
郊外の物件は、都心部と比べて価格が落ちやすい傾向があります。

「 売却する際に利益を出そう 」
「 投資として持とう 」
といった考えでの購入に向いている物件は,多いとは言えません。
郊外で生活する「生活の豊かさ」を購入すると考えた方が良いのではないでしょうか。
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■ まとめ
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【郊外生活のメリット】
(1) 物件価格が安いことが多い
(2) 自然を感じられる住環境
(3) 「オン」「オフ」の切り替えをする「一人時間」が持てる
(4) 大型商業施設で楽しくお買い物
(5) 車を持ちやすい環境

【郊外生活のデメリット・注意点】
(1) 通勤時間が長くかかる
(2) 電車の遅延や運休に巻き込まれやすくなる
(3) 「資産価値」を求める場合は要注意

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今回特集した【郊外生活】
前回特集した【職住近接】には、
それぞれメリット・デメリットそれぞれあります。
どちらが良いのか…。はたまた間を取るのがよいのか…。
その質問には答えがありません。

というのも、
その人にとっての「豊かな生活」というのがそれぞれ違ってくるからです。

ちなみに、
当社部署内4人の意見は、

■ 郊外生活派 … 1人
⇒休日を充実させたいから

■ 中間派(どちらかというと職住近接派) … 2人
⇒都心に出かけることが多いから 物件スペックや価格との兼ね合い

■ 中間派(どちらかというと郊外生活派) … 1人
⇒仕事とプライベートの環境を分けたい
となりました。
生活スタイルを鑑みて、
ご自分にとって、ご家族にとって、優先順位が高いのは何なのか、
それぞれのメリット・デメリットを検討してみてくださいね。
(※掲載写真はイメージです。画像と本文とは関係ありません。)