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空室のマンションは売却しやすい!理由や売るコツ、注意点を解説

空室のマンションは売却しやすい!理由や売るコツ、注意点を解説

空室のマンションを売却する際は、居住中に売るときとは異なるコツや注意点があります。

そもそも空室のマンションは売りやすいかどうかを気にしている方もいるかもしれません。

空室のマンションには、空室ならではの売却しやすいポイントがあります。

この記事では、空室のマンションが売却しやすい理由や、売るときのコツ・注意点を解説します。マンションの売却を検討している方はぜひ参考にしてください。

マンションは入居中と空室のどちらが高く売却できる?

マンションの売却において、入居中と空室のどちらが有利かは一概にはいえません。

ワンルームタイプの場合、投資用として購入する人が多いため、入居者がいる状態のほうが高く売れる場合もあります。

一方、空室の場合、すぐに入居できるため購入希望者にとってメリットになり、比較的売却しやすいです。

ただ、売却にはさまざまなご事情があると思いますので、不動産会社と相談しながらどちらの状態で売却するのがよいのか検討しましょう。

空室のマンションが売却しやすい理由

マンションが空室の場合の売却時のメリットは、主に以下の3つです。

  • 購入希望者が内覧をしやすい
  • 室内が広く見える
  • 引渡し時期が明確

それぞれ説明していきます。

購入希望者が内覧をしやすい

空室のマンションは、購入希望者が内覧しやすいというメリットがあります。

居住者と購入希望者のスケジュールを合わせる必要がなく、日程調整も容易です。

売主にとっても、短期間で多くの内覧希望者を受け入れたとしても負担がかかりません。

室内が広く見える

空室のマンションは、家具や生活用品がないため、室内が広く見える利点があります。

居住中の物件は、売主の家具や荷物で室内が狭く感じられたり、生活感がありすぎるとマイナスのイメージを持たれてしまったりする場合があります。

ただ、逆に言うと居住中の場合、家具があることで実際に生活した際のイメージが持ちやすいというメリットもあります。

空室、居住中のどちらの場合でもお部屋を掃除をしたり、片づけをし、お部屋の印象を良くすることが重要です。

引渡し時期が明確

購入希望者にとって大きな安心材料となるのが、空室のマンションなら引渡し時期が明確であることです。居住中の物件の場合、売主が引っ越しを完了するまでの期間が必要となり、引渡し時期が不確定になる場合があります。

しかし、空室ならすぐに引渡しが可能であり、購入希望者の希望に沿ってスムーズに新生活を始められます。

空室のマンションをスムーズに売却するコツ

空室のマンションを売却する際は、以下の4つのコツを押さえておくとスムーズです。

  • お部屋はこまめにメンテナンスする
  • 鍵は不動産会社に預けるか現地に設置する
  • 不動産会社のサービスや買取の利用を検討する
  • 必要に応じてリフォームを行う

それぞれ見ていきましょう。

お部屋はこまめにメンテナンスする

空室にして売却するリスクの1つに、「お部屋の傷みが進みやすくなること」があります。

たとえば、以下のような問題が発生しやすくなります。

  • ホコリが溜まる
  • 日差しでフローリングや畳が傷みやすくなる
  • 空気が籠り、湿気などで壁紙等に影響が出やすくなる
  • 空気が籠り、空室ならではの臭いが出るようになる
  • トイレの水が蒸発し、排水管の中の臭いがあがってきてしまう

ホコリが溜まっていたり、臭いが出たりしていると、購入希望者にとっても印象が良くありません。以下の対策をこまめにおこなうことが重要です。

  • 掃除をする
  • 窓やドアを開けて換気する
  • トイレやキッチンなどで水を流す

これらのメンテナンスを定期的におこなうことで、お部屋の状態を良好に保ち、スムーズな売却が目指せます。

鍵は不動産会社に預ける

空室にして売却するメリットの1つとして、「いつでも内見ができるようになること」が挙げられます。

空室であれば、購入希望者が気兼ねなく内見ができるというメリットがあります。

鍵を不動産会社に預けておけば、内見がスムーズになるうえ、お部屋のメンテナンスも不動産会社が代行できます。空室の場合は、なるべく鍵を不動産会社に預けるようにしましょう。

不動産会社のサービスや買取の利用を検討する

不動産会社が提供するさまざまなサービスの利用を検討することも売却への近道の1つです。

例えば、弊社ですと以下のようなサービスがあります。

等です。

ご自身の気になる点に合わせて、サービスを選択しましょう。また、お買いかえ等で「早く手間なく売却したい」、「ある時期までには現金が必要」といった場合には、

  • 一定期間内にご売却が成立しなかった場合、弊社が直接買取をする「買取保証制度
  • すばやいお取引きが可能な「直接買取

などの利用も、スムーズな売却へつながります。

(※適用条件など、詳しくは各詳細ページをご確認ください。)

必要に応じてリフォームを行う

空室のマンションを売却しやすくするには、お部屋をリフォームすることも有効な場合があります。

ただし、リフォーム費用とメリットを天秤にかけ、費用対効果を検討しましょう。 リフォームをしたからといってその分高く売却できるとは限りません。また、購入した後でリフォームを行いたい購入希望者もいるため、売却前や売却中にリフォームを行っても無駄になってしまうことも考えられます。

リフォームを検討する際は必ず不動産会社に相談し、リフォームをした方がよいか、しない方がよいか決めましょう。

空室のマンションを売却するときの注意点

空室のマンションを売却するときには、以下の2つに注意しましょう。

  • 空室時のコストを把握しておく
  • 税制優遇を利用する場合は期限に注意する

ひとつずつ解説していきます。

空室時のコストを把握しておく

空室になっている間も、所有している間はお部屋の維持にコストがかかります。管理費や修繕積立金の支払いや、支払いが終わっていない場合はローンの支払いが必要です。

まずは、そのコストが月々いくらくらいになるのか、把握しておくようにしましょう。お住みかえをされた場合は特に、新居でもコストがかかるため、一時的ではありますが、住居関係の支出が一気に跳ね上がるケースがあります。

「思ったより支払いが多い!」と焦らないように、まずは準備をしておくことが大切です。

税制優遇を利用する場合は期限に注意する

売却の際に、税制優遇を利用されるケースも多いかと思います。特に利用をされる方が多いのが、「3,000万円特別控除」です。

この制度を利用すると、自宅を売却して売却益が出た場合、譲渡所得から3,000万円の特別控除を受けることができます。

お住まいを売却して売却益が出る場合に便利な制度ですが、この制度は「住まなくなってから3年目の年末までに譲渡」することが必要です。長く空室であったり、住んだあとに少し親族に貸すなどしていて、ご自身が住まなくなってからしばらくたっている場合は、期限に注意しましょう。

「3,000万円特別控除」以外の特別控除にも期限があるため、 使いたい特別控除がある場合には、売却の時期に気を付けましょう。

詳しく税制優遇について使用可能かどうか知りたい場合は、不動産会社や税務署等で確認しましょう。

以下税金ページもご参考にご覧ください。

住まいの税金 住宅を売却する時の税金|マンション売却・購入・住みかえならオークラヤ住宅

まとめ

空室のマンションには、内覧をしやすいことや引渡し時期が明確など、売却時のメリットがあります。

加えて、この記事でご紹介した4つのコツを実践することで、さらに売却しやすくなるでしょう。

  • お部屋はこまめにメンテナンスする
  • 鍵は不動産会社に預ける
  • 不動産会社のサービスや買取の利用を検討する
  • 必要に応じてリフォームを行う

スムーズなご売却に向けて、ぜひご参考にしてみてくださいね。

なお、弊社でもご売却のご相談を以下より承っております。

無料売却査定|マンション売却・購入・住みかえならオークラヤ住宅

マンション売却に関するご不安な点などございましたら、ご相談ください。

お問合せを心よりお待ちいたしております。

著者情報

ライター・編集者

悠木まちゃ

【経歴】

ハウスメーカー勤務時に、新築戸建て住宅や事務所建築などの営業・設計を経験してきました。

その後、2019年よりフリーライター・編集者として活動を開始。実務経験を活かし、不動産・金融系を中心に執筆から編集までおこなっています。

取材やブックライティングもおこなうほか、ライター向けオンラインコミュニティの講師も担当しています。

保有資格:宅建士・FP3級