一般コラム
街紹介

<品川区>東京にもある「坂本龍馬」ゆかりの地

<品川区>東京にもある「坂本龍馬」ゆかりの地
皆さん、こんにちは!
関東地方は早々に梅雨明けし、
早くも、夏本番の暑さが始まっていますね。
熱中症が世間を騒がせていますが、
街中の実際の気温は気象庁が発表する最高気温より
約5℃高いと思った方が良いそうです。
と思うと東京都内では気温が40℃程
あるんですね。
アスファルトだらけの東京では
熱の逃げ場がありませんよね。
 涼を求めたくても、場所がありません。
しっかりと熱中症対策をとりましょう!
さて、今月も「歴史上の人物にゆかりのある街」をご紹介していきます!
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さて、第3回目の場所は
東京都品川区「立会川駅」周辺です。
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 現在の立会川駅周辺は
元々、「立会川」とは目黒区にある碑文谷池と清水池を
水源とした全長7.4Kmの河川の名称です。
2003年に話題になった「ボラ」の大発生で
話題になった川でもありますね。
今から、約20年前は都内の中小河川の中では
最悪の水質だったそうですが、その後の環境対策で
大幅に水質は改善し、現在に至るそうです。
今回はその立会川の河口に近い、京浜急行線の
「立会川」駅周辺をご紹介致します。
~京急線「立会川」駅~
住居表示では品川区東大井2丁目と
品川区南大井1丁目付近が該当します。
立会川駅は京急線の急行停車駅で、
品川や羽田空港・横浜方面へのアクセスが良好です。
駅周辺は昔は旧東海道が走っており、品川区内ながらも
どこか懐かしい雰囲気を残しています。
~立会川の街並み~
 立会川にゆかりがある人物とは
幕末に活躍した「坂本龍馬」です。
~立会川にある坂本龍馬像~
歴史が苦手な方もご存知ですよね。
おそらく、「日本史」の中で一番知られている人だと思います。
ちなみに「西郷どん」では小栗旬さんが演じていますね。
坂本龍馬は「京都」で活躍したイメージが強いですよね。
実際、メインは京都でしたが、「龍馬」の名を轟かせるずっと前に
龍馬は江戸(東京)にも足を運んでいます。
剣術などを学ぶために上京した龍馬は
品川にある土佐藩の下屋敷で過ごしていました。
この時、龍馬はまだ二十歳前です。
ところが、その間に日本を大きく揺るがす事が起こります。
 
「黒船来航」です。
アメリカのペリー提督は日本に開国をせまり、
浦賀沖に停泊していました。
そこで幕府は現在の東京湾の警護を強化するため、
東京湾に近い土佐藩に沿岸警備を命じました。
それに土佐藩士、坂本龍馬も駆り出されることになります。
警護の担当になった龍馬は立会川河口の「浜川砲台」に配備され、
大砲のそばで東京湾の警護をしていたそうです。
~再現された浜川砲台~
当時、龍馬は土佐にいる父親に手紙を送っています。
「異国船処々来り候へば、軍(いくさ)も近き内と存じ奉り候、
其の節は異国の首を打取り・・・」と
戦争を意識し、異国からの威圧を最前線で感じていたことが伺えます。
二十歳前の龍馬にとって「黒船来航」は、とても刺激になったと思います。
後に龍馬は、歴史を動かすような活躍をします。
言わば、出発点がこの「立会川」なんですね。
現在、大砲が向く先にはマンションが建ち、首都高が走り
龍馬が見た景色は残っていませんが、
立会川は坂本龍馬の出発点として刻まれています。
立会川は品川駅から京急線でわずか5駅目と
都心からも近い立地です。
周辺は先述しましたが、立会川周辺は旧東海道の街並みと
箱根駅伝で有名な国道15号線が走っています。
少し歩けば、品川区で最大の公園「しながわ区民公園」があり、
テニスや水泳・野球などが楽しめるスポットもあります。
「京都までは遠くて、、、、」といった龍馬好きな方
東京にも龍馬の足跡はありますので、
是非、訪れてみてはいかがでしょうか。
今回も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。