～リノベーションのメリットとは～
最近、すっかりメジャーになってきた「リノベーション」という言葉。特に中古マンションを購入しようと考えている方にはお馴染みかと思います。
リフォームとリノベーションという言葉の意味や境界は曖昧なものとなりつつはありますが、内装・設備などの修繕・改修を行うのが「リフォーム」であるのに対し、「リノベーション」は、間取りなども含めて大規模に改修を行うことを指す言葉として使われることが多くなっています。ここでは、リノベーションをすることについてのメリットをご紹介していきます。
・新築マンションを探している人にも、実はおすすめ
都心や人気の高いエリアの場合、すでに多くのマンションが建っている状態であることから、駅から近い場所には新築のマンションが建ちづらい状況であると言えます。新築マンションの供給が減っていることもあり、希望するエリアで、かつ「新築で」と物件を探している場合、なかなか物件が見つからないということは十分起こることが想定されます。そんな時、選択肢に入れていただきたいのが中古マンションのリノベーションです。
新築で買うよりも購入価格を抑えて、かつ自分たちの理想に近い暮らしを手に入れることができるのは、新築で物件を探している人にも大きな利点となることでしょう。物件の状況にもよりますが、新築のマンションを購入した場合と、中古マンションをリノベーションした場合を比較すると概ね２～３割程度は価格が抑えられると一般的には言われています。
・物件の選択肢が格段に広がることになる
「リノベーションが可能」というタイプの物件であれば、現状の間取りなどについてはそこまで気にする必要がなくなります。広さや価格やスーパー・コンビニ・学校などの周辺施設について満足できるのであれば、あとは中身をリノベーション…ということは、それだけ多くの物件を購入候補として考えることができるようになります。
・エリアを絞った物件探しにもリノベーションは向いている
「子供の学校のことを考えると、引っ越しは学区内で」と考える買主さまもいらっしゃいます。でも、新築されるマンションは学区内には無さそう…そんな時もリノベーション。新築となると厳しい物件探しでも、中古マンションならお子さんの学区内に出ている可能性はぐんと上がります。
・物件購入の価格が抑えられれば、それだけ中身に充てられる
リノベーションするのであれば、物件については最低限の条件をクリアできていれば大丈夫という風に考えることもできます。購入価格が安く収まる物件であれば、リノベーションにかけることができる予算がアップしますので、水まわり設備のグレードを１段アップしたものにすることや、新しい家具や家電などの購入資金とすることも可能でしょう。
・自由なデザインや間取りが実現できる
マンションというものは、多くの人に受け入れてもらえるようデザインや機能についても「最大公約数的なもの」がほとんどです。万人受けするようにしているが故に、「家のデザインにはこだわりたい」と考える方にとってはなかなか満足できないポイントが多くなるでしょう。リノベーションであれば、その点も自由です。
ただし、水廻りなどで配管の関係で位置の移動ができない場合や、共用部とみなされる部分（ベランダや窓枠など）はリノベーションすることができない、マンションの規約によってリノベーションの範囲や内容が限られるということもありますので、物件ごとの条件もよく調べた上で検討しましょう。
