内見とは、気になる物件に実際に訪れて見学することをいいます。

内見する時には、押さえておきたいポイントがいくつかありますので、チェックリストを作るなどして、確認漏れがないようにしましょう。

確認しておきたい場所ごとに、押さえておきたいポイントをご紹介していきますので、チェックリストの参考にしてみてください。

目次
1.マンションの内見時にチェックするポイント
2.マンションの管理状況を確認しよう
①.エントランス・廊下・ゴミ置場・駐輪場
②.管理費、修繕積立金
③.長期修繕計画
④.管理会社
⑤.ゴミ置場
3.部屋の状況もしっかり確認しよう
①.部屋のレイアウト、収納
②.採光、方位、眺望
③.生活動線
④.住宅設備
⑤.耐震
⑥.騒音
4.周辺環境を確認しよう
①.駅,利用路線の利便性
②.買い物
③.病院
④.学区
⑤.治安
5.まとめ

1.マンションの内見時にチェックするポイント

マンションを内見する際には、あらかじめ見ておくべきポイントを整理しておきましょう。

物件を探すときには、まずインターネットやチラシなどの写真や図面などを見て、購入の候補物件を挙げていくと思います。

しかし、部屋の状況やマンションの管理状況などは、実際に見なければ分からないことが多くありますし、周辺状況も地図だけでは分かりません。

駅からのアクセスはどうか、昼と夜とで環境音がどう違うか、治安はどうかなども確認しましょう。

このように、実際に物件や周辺環境を見て、自分や家族がどのように感じるかが重要です。

では、具体的にどのような点をチェックすれば良いのでしょうか。

これから、「マンションの管理状況」「部屋の状況」「周辺環境」の3つに分け、それぞれの特徴を見ていきましょう。

2.マンションの管理状況を確認しよう

まずはマンションの管理状況をチェックしましょう。

管理はしっかりしているか、維持管理がちゃんとされているかなどを、5つの項目に分けて確認していきます。

①.エントランス・廊下・ゴミ置場・駐輪場

まず、エントランス、廊下、ゴミ置き場、駐輪場といった共用部をチェックしましょう。

管理組合が正常に機能しているかどうか分かりやすいのがこの部分です。管理がしっかりしていれば綺麗で清潔なはずです。

また、住民のモラルもこの部分を見れば分かりやすいので、しっかり見ておきましょう。

②.管理費、修繕積立金

意外と見落としがちなのが修繕積立金の積立額です。毎月の修繕積立金が適正な金額かどうかチェックしましょう。

修繕積立金は共用部の修繕のために必要な費用です。積立金額が少なければ、建物の修繕や設備の入れ替えができません。

そのため、修繕積立金がしっかり計画通りに積み立てられているかも合わせて確認しましょう。

また、管理費も同様です。安ければ良いと思いがちですが、管理費が足りないと日常的な管理が行き届かなくなってしまいます。

③.長期修繕計画

上記のような修繕積立金が積み立ててあるか確認したあとは、長期修繕計画がたててあるかを確認します。

長期修繕計画はマンション設備の修繕を何年目に行うのか、そのためにどの程度の金額が必要なのかを記したものです。

不動産会社の担当者に長期修繕計画を見せてもらいましょう。

④.管理会社

どこの不動産管理会社が管理しているのか、管理人が常駐しているのか、日勤なのか、それとも巡回方式なのか、勤務形態や勤務時間なども確認しておきましょう。

⑤.ゴミ置場

ゴミ置場は、住民のモラルと管理状況が分かりやすいポイントです。

ゴミ出しのルールを住民が守っているか、ゴミ置き場の管理や清掃が行き届いているかをチェックしましょう。

3.部屋の状況もしっかり確認しよう

部屋の状況はいろいろな角度から、くまなくチェックしましょう。

限られた時間の中でしっかり見るために、あらかじめ押さえておきたいポイントが6つあります。

①.部屋のレイアウト、収納

まず、部屋のレイアウトや収納をチェックします。

自分の生活スタイルに照らし合わせて使いやすいかどうか、収納の数は足りているかなどをチェックします。

また空室の場合は、家具がないため広く感じやすいですが、実際は様々な家具を置きます。ベッドや家具のサイズがあらかじめ分かっているなら、サイズを想定して部屋のシミュレーションを行うとイメージしやすいです。

テレビ台、ソファ、机など実際に置く家具を想定しながら部屋のレイアウトを確認しましょう。

②.採光、方位、眺望

採光、方位、眺望もしっかり確認しましょう。

図面で方角は分かりますが、陽当たりや明るさについては実際に行ってみないと分からないことが多いです。

また、南向きの物件だったとしても、目の前に建物があればほとんど日差しが入ってこないことも考えられます。前の建物との間隔や採光の状況も確認しておきましょう。

そして、部屋からの眺望も確認しましょう。あまり眺望を重要視しない方でも、特に低層階は周りの目が気になることがあります。

③.生活動線

間取りと共に重要なのが生活動線です。

一般的に生活動線が短い方が、暮らしやすい間取りとされています。

自分や家族の普段のライフスタイルを考え、生活しやすいかどうか想定してみましょう。

④.住宅設備

生活する上でなくてはならない住宅設備は、どんなものが設置されているか、状態はどうかを確認します。その上で購入後交換するかの目安をたてておきます。

特に交換費用がかかるキッチン、浴室、トイレなどの水廻りの設備は、しっかり確認しておきましょう。

⑤.耐震

耐震性能もチェックすべきポイントです。

耐震基準は大きく分けて新耐震基準と旧耐震基準に分けられます。1981年6月以降に建築確認申請をした建物は新耐震基準となっており、それ以前の建物は旧耐震基準となっております。

旧耐震基準で建てられた建物であっても、耐震診断を行った結果、新耐震基準を満たしている物件もあります。そのような物件は「耐震基準適合証明書」が取得可能です。

マンション購入時に受けられる住宅ローン控除などの優遇税制や給付金は、築年数25年以下、登記床面積50㎡以上が原則です。それより古い物件であっても、耐震基準適合証明書を取得することや既存住宅瑕疵保険に加入することで、税制優遇や給付金が受けられる場合があります。

⑥.騒音

音は住んでいて、とても気になるポイントの一つです。

交通量の多い道路が近くにあったり、線路が近くを通っているような場合、車や電車の音が気にならないかを、昼と夜両方の環境でチェックすると安心です。

また、工場などの大きな音が発生する施設がマンション周辺にあるかなども確認しておきましょう。

4.周辺環境を確認しよう

マンションの建物自体だけでなく、周辺状況も確認するのが内見のポイントです。

住みやすさは建物だけでなく、周りの環境にも左右されるからです。

周辺環境でも抑えておきたいポイントは6つあります。

①.駅,利用路線の利便性

交通の利便性を確認しましょう。

最寄り駅までの距離はどうか、駅までの道のりはどんな環境なのかは図面だけでは分かりません。

また、図面には徒歩〇分などで記されていますが、信号などは考慮されていません。

実際に歩いてみると思ったより時間がかかることもありますので、できれば自分の足で歩いたり、車を運転したりして確認してみましょう。

②.買い物

普段の生活に買い物は欠かせません。

スーパーやコンビニ、ドラッグストアまでの距離や位置関係はしっかり確認しておきましょう。

内見時には難しいですが、できれば営業時間や価格、品ぞろえなども見ておくと安心です。

③.病院

周辺の病院の数や種類も把握しておきましょう。

特に小さい子どもがいる家庭は急に病院にかかる場合もあります。

いざという時にいつでも受診できるような、かかりつけ医を見つけられる環境だと安心です。

また、持病がある方や現在通院している方も、病院までの距離を考えておきましょう。

④.学区

子どもがいる家庭で確認が必須なのが学区です。

学区によって通う学校の場所が変わるので確認しておきましょう。同時に学校までの距離や道のりもチェックします。

また、子どもが成長した後のことも考えましょう。

現在は、幼稚園に通っていても数年経てば小学校、中学校へと進学していきます。幼稚園の場所だけに近くても小学校が遠ければ、そのあとの数年間、子どもが通うのに苦労することになってしまいます。

今後の子どもの成長もしっかり考えて選ぶことが大切です。

⑤.治安

治安も気になるポイントです。特に、女性や子どもがいる家庭は注意が必要です。

情報だけでは分からないことも多いので、実際に行ってみて雰囲気を感じましょう。

街灯が多いか、人通りは多いかなどは大事なチェックポイントです。

また、内見は昼が多いですが、実際の帰宅時間に合わせて周辺を歩いてみるのも有効です。昼は明るく見えた道でも、夜は街灯が少なく怖いと感じるかもしれません。

できれば平日と休日の違いも見ておくと安心です。

5.まとめ

マンション内見のポイントをご紹介しました。

実際に自分の目で見てみると、インターネットの情報だけでは分からないことがたくさん確認できます。

事前にチェックポイントを表にしておき、見落としのないようにしましょう。