皆さま、こんにちは☀
かたつむりネット営業室の田中です!
今月の街角エッセイは
□■ 海神の由来 ■□
ぜひ、ご覧ください♪
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海神と書いて「わだつみ」と読むのが
一般的と言われていますが、
ここでは、「かいじん」と読みます。

地名の由来
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賊徒平定の為この地を訪れた
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が
海上に光輝く船を見つけます。
近づいてみると、
船の柱には神鏡がかかっていました。
ヤマトタケルはその神鏡を
浜に持ち帰り祀りました。
その祀った場所が「海神」とよばれるようになったのです。
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以上の説が
地名の由来として有力とされています。
海の神様という意味よりも、
”神器が海によって運ばれてきた”
という意味のほうが強いと思います。

(付近の街並み)
ヤマトタケルは三浦半島から上総へ船で渡る時、
大切な后オトタチバナヒメを海神の為に失います。
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船を出すときのヤマトタケルの
軽はずみなひと言に海神が怒り、
雷が鳴り海は大しけになり船はなすすべもなくなりました。
同船していたオトタチバナヒメは
「さねさし 相武の小野に燃える
火の火中に立ちて 問いし君はも」
(相模の野燃え立つ火の中で、
私の心配をしてくださった貴方)
とさらりと詠み海に身をなげ
見事、海神の怒りを解きました。
対岸に無事上陸できたヤマトタケルは、
7日後、上総の海岸で
后オトタチバナヒメの櫛を見つけます。
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地名の由来となった神鏡は、
もしかすると
ヤマトタケルとオトタチバナヒメの
お互いを思いあう姿に感じ入った
海神からの贈り物だったのかも知れません。