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市況・相場

マーケットインフォメーション2023年第3四半期(2023年7月から9月まで)

マーケットインフォメーション2023年第3四半期(2023年7月から9月まで)

こんにちは。コラム担当の米川です。

今回は2023年第3四半期(2023年7月から9月まで)のマーケットインフォメーションをお届けします。

7月から9月の首都圏中古マンション市場ですが、成約件数は前年同月比で3ヶ月とも増加しました。

また、首都圏中古マンションの成約㎡単価の前年同月比は続伸し続けており2020年5月以降41ヶ月間連続して上昇しています。

在庫件数についてはレポート対象の11地域中、都心3区地域で在庫減少がみられました。原因は期中の成約件数の前年同月比増加と新規登録件数の減少が原因です。(2022年7~9月3,319件、2023年7~9月3,163件)新規登録数の前年同月比件数減少はこの地域のみにみられた現象です。

新規の売り物件減少傾向が今後他地域に広がるのか注意が必要です。

首都圏エリア(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)の市況について

首都圏エリア(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)の市況について
資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成

新型コロナウイルス対策に伴う緊急事態宣言(1回目)等の影響により、2020年4-6月時点での首都
圏エリア平均成約㎡単価は52.44万円と下落した以降、三度の緊急事態宣言が発出される中でも価
格は上昇し続け、2023年7-9月時点では72.69万円となりました。在庫件数は緊急事態宣言(1回目)
後から減少しましたが、現在は増加に転じています。

都心3区の市況について

資料:月例マーケットウォッチ 公益財団法人 東日本不動産流通機構より作成

2020年4-6月時点での都心3区平均成約㎡単価は112.02万円、2022年10-12月時点では160.02万円、
比較すると42.8%アップと急激に上昇しました。その後、足元2023年7-9月時点では156.14万円と
なりました。在庫件数は2020年頃から一時減少傾向の後、増加の兆候を見せていましたが、足元
では減少しています。

城東エリアの市況について

2020年4-6月時点での城東エリア平均成約㎡単価は61.19万円、2023年7-9月時点では81.92万円、
比較すると33.8%アップと急激に上昇しています。一方、在庫件数は2020年頃から減少しましたが
その後は増加傾向となっており、近年で最も高い在庫水準となっています。

城南エリアの市況について

2020年4-6月時点での城南エリア平均成約㎡単価は80.69万円、2023年7-9月時点では103.81万円、
比較すると28.6%アップと急激に上昇しています。一方、在庫件数は2020年頃から減少しましたが
その後は増加傾向となっており、近年で最も高い在庫水準となっています。

城西エリアの市況について

2020年4-6⽉時点での城⻄エリア平均成約㎡単価は88.98万円、2022年4-6⽉時点では118.21万円、
比較すると32.8%アップと急激に上昇しました。その後平均成約㎡単価は下落に転じましたが、足
元2023年7-9⽉時点で120.25万円と再度上昇しました。在庫件数は2020年頃から一時減少傾向とな
りましたが、増加傾向の後、足元では減少となりました。

城北エリアの市況について

2020年4-6月時点での城北エリア平均成約㎡単価は67.80万円、2023年7-9月時点では85.11万円、
比較すると25.5%アップと急激に上昇しています。一方、在庫件数は2020年頃から減少しましたが、
その後は増加傾向となっており、近年で最も高い在庫水準となっています。

東京多摩エリアの市況について

2020年4-6月時点での東京多摩エリア平均成約㎡単価は41.50万円、2023年7-9月時点では52.31万
円、比較すると26.0%アップと急激に上昇しています。一方、在庫件数は2020年頃から一時減少し
ましたが、その後は増加傾向となっています。

さいたま市の市況について

2020年4-6月時点でのさいたま市平均成約㎡単価は43.44万円、2023年7-9月時点では56.47万円、
比較すると29.9%アップと急激に上昇しました。一方、在庫件数は2020年頃から減少しましたが、
その後は増加傾向となっています。

埼玉中央エリアの市況について

2020年4-6月時点での埼玉中央エリア平均成約㎡単価は39.02万円、2023年7-9月時点では53.06万
円、比較すると35.9%アップと上昇しました。一方、在庫件数は2020年頃から減少しましたが、そ
の後は急激な増加傾向となっています。

千葉総武エリアの市況について

2020年4-6月時点での千葉総武エリア平均成約㎡単価は34.64万円、2023年7-9月時点では46.77万
円、比較すると35.0%アップと上昇しました。一方、在庫件数は2020年頃から減少しましたがその
後は増加傾向となっており、近年で最も高い在庫水準となっています。

横浜市の市況について

2020年4-6月時点での横浜市平均成約㎡単価は44.93万円、2023年7-9月時点では58.54万円、比較
すると30.2%アップと急激に上昇しています。一方、在庫件数は2020年頃から減少しましたが、そ
の後は増加傾向となっています。

川崎市の市況について

2020年4-6月時点での川崎市平均成約㎡単価は52.29万円、2023年7-9月時点では69.31万円、比較
すると32.5%アップと上昇しています。一方、在庫件数は2020年頃から減少しましたが、その後は
増加傾向となっています。