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ネットを使った不動産情報の取得のポイント

ネットを使った不動産情報の取得のポイント

不動産を購入しようとする際、今は、ほとんどの方がインターネットを使用します。インターネットは、スマートフォンや自宅にあるパソコンなどで手軽に物件の検索ができ、自分の希望に近い物件を一覧にして出すことができて、とても便利なツールとなっています。

今回は、インターネットで物件を検索する際のお話をしようと思います。

【目次】

1、インターネットによる不動産広告の始まり

2、インターネットで物件を検索するメリット

3、インターネットで物件を検索するポイント

4、各サイトの使い分けを行おう

(1)不動産会社のホームページ

特長1 情報のスピードが一番早い

特長2 ポータルサイトに掲載していない物件がある可能性も

特長3 展開しているサービス内容が分かる

特長4 コラムやブログで生活情報などを提供

(2)不動産ポータルサイト

特長1 物件掲載数が豊富

特長2 情報のスピードは不動産会社のホームページよりやや遅め

特長3 不動産購入に関する記事が多数掲載

5、まとめ

1、インターネットによる不動産広告の始まり

チラシなどの紙広告が主体だった不動産広告も1996年、リクルートが「住宅情報 ON THE NET」(現SUUMO)を開設し、同年、アットホームもインターネット上への物件掲載を始めて、インターネットへの不動産情報の掲載が本格的にスタートしました。

このSUUMOとアットホームは今も主力な不動産ポータルサイトとして、日本全国の物件掲載をしています。

2、インターネットで物件を検索するメリット

新聞折込や紙媒体の広告(チラシ)では、一度に閲覧できる物件数が限られて、情報量としては少なくなってしまいます。また、広範囲で物件を探そうと思った時には、適していません。

インターネットでの物件検索は、各不動産会社のホームページやSUUMOやアットホームなどのポータルサイトにアクセスするだけで、そこに掲載されている物件をすべて見ることができます。

例えば、先ほど述べた広範囲で物件をお探しの方やペットの飼育が必須など購入物件に対して希望条件をお持ちの方は、インターネット上で物件を検索することによって、希望の物件を「一覧」で見ることができます。

ただし、条件が緩いと一覧で出てきても、その物件数は膨大になってきます。それを全て見ようすると、只々疲れてしまいます。次の項で述べますが、インターネットで物件を探すには、「条件絞り」が非常に重要になってきます。

3、インターネットで物件を検索するポイント

先述しましたが、まず自分自身で希望条件を予め考えておくことが重要です。インターネット上では、日本全国の不動産情報が出てきます。そのため、各サイトでは細かく希望条件が絞れる仕様になっています。

条件設定には、地域、沿線、間取り、部屋数、広さなどいった一般的な希望条件から、住宅の性能、資金面の優遇が受けられる物件などといった物件の細かい条件まで絞ることができます。

そのため、自身で購入したい物件の希望条件を整理しておくと、物件検索画面でその希望条件をチェックすることにより、スムーズに自身に最適化された物件一覧ページを表示させることができます。

一方、希望条件があまり定まっていない方も、希望条件が設定できる画面で希望条件にチェックをつけていくと、同じように自身に最適化された物件一覧ページを表示させることができます。しかし不動産ですので、中には聞きなれない条件や理解が必要な項目も存在します。予め条件が意味する内容を把握しておくと良いでしょう。

ただし、あまりにも希望条件を数多く細かい単位で設定してしまうと、物件が出てこないことも起こり得るので、優先順位もつけておき、その場合に緩める条件も考えておきましょう。

4、各サイトの使い分けを行おう

不動産広告サイトには、大きく二つに分類わけができます。一つ目は、「各不動産会社のホームページ」であり二つ目はSUUMOやアットホームなどの「不動産ポータルサイト」です。それぞれ特徴があるので、見ていきましょう。

(1)不動産会社のホームページ

特長1 情報のスピードが一番早い

一般の方が不動産を売却する時は、ほとんどの場合で不動産会社が仲介に入っています。売りに出したい方は、不動産会社に売却の依頼をし、それに基づいて不動産会社が広告を出稿するので、依頼された不動産会社への掲載が一番早くなります。

また、掲載の速さだけでなく、価格の更新や画像の更新などの情報更新も一番早く反映されるのは、不動産会社のホームページになります。

特長2 ポータルサイトに掲載していない物件がある可能性も

物件の売却事情によっては、依頼された不動産会社のホームページにしか掲載されていない物件も少なからず存在します。今は、インターネットも普及し不動産広告も広く広告することが求められるので、数は少ないですが、チェックしてみると良いでしょう。その地域で多くの取引を行っている不動産会社のホームページの閲覧は有効です。

特長3 展開しているサービス内容が分かる

不動産会社のホームページなので、その不動産会社がどのようなサービスを展開しているのか閲覧することで分かります。不動産購入のサポートを実施している会社もありますので、チェックしておきましょう。

特長4 コラムやブログで生活情報などを提供

不動産購入に関するコラムやまたは社員のブログでたくさんの情報を発信しています。コラムなどは、購入サポートにまつわる話が中心ですが、ブログは「街の紹介」や「イベントの紹介」など生活情報の提供や、その会社へ親近感をいだいてくれるような内容となっています。

特に街紹介や生活情報の提供は、不動産の購入にも深く関わってきます。気になる街や不動産購入の知識を習得するのに、とても便利ですので、活用してみましょう。

(2)不動産ポータルサイト

不動産ポータルサイトは、不動産会社が運営しているホームページではなく、不動産会社ではないメディアが運営して、各不動産会社の物件情報を掲載しているインターネットサイトのことをいいます。

メジャーなポータルサイトとしては、SUUMO、アットホーム、Yahoo不動産、ホームズ、オウチーノなどが挙げられます。

特長1 物件掲載数が豊富

ポータルサイトは、加盟している各不動産会社から物件情報を集めているので、その地域、その希望条件にあった不動産情報を不動産会社に関係なく一度に表示させることができます。

そのため、不動産購入を検討しているほとんどの方が不動産ポータルサイトを閲覧しています。

特長2 情報のスピードは不動産会社のホームページよりやや遅め

これは、先に述べたように情報の出発点は売主から依頼された不動産会社ですので、ポータルサイトへの情報の更新は、不動産会社のホームページよりやや遅くなる傾向があります。

特長3 不動産購入に関する記事が多数掲載

ポータルサイトも不動産会社と同様に、不動産情報だけでなく、購入に関する疑問や不安を解消するために、コラム記事を多く掲載しています。不動産購入は、人生で一番高い買い物と例えられるように、自分自身に知識がないことや、情報格差から生じるような不利益は被りたくないという気持ちが非常に高まります。そこで、不動産購入についての知識が取得できるコラム記事を多く掲載し、購入検討者のサポートを行っています。

5、まとめ

今は、不動産会社に直接問い合わせなくても、インターネットから十分な情報が取得できます。

特に不動産購入の場合、分からないことだらけといったケースも多く聞きます。各サイト、知識を習得するコンテンツも充実していますので、参考にしてみると良いでしょう。

是非、物件情報の収集と知識を習得して、自分の希望に合った物件を探してみましょう。